5月21日(火)、Bリーグチャンピオンシップ 2023-24 (CS) セミファイナル GAME3 琉球ゴールデンキングス vs 千葉ジェッツが沖縄アリーナで行われ、83-67でキングスが勝利。キングスはセミファイナルを2勝1敗で勝ち抜き、3年連続3度目のファイナル出場を決めた。
キングスは1クォーターから全員が連動した攻撃を見せて、松脇圭志がCS初の3ポイントを決めるなど、5人が得点を記録。1クォーターで22-14と8点リードすると、2クォーターでもキングスはアレン・ダーラムやジャック・クーリーなどが得意のインサイドで千葉Jを攻め立てて、前半終了時のスコアは46-31とキングスが15点リードを奪う。
3クォーター冒頭、千葉Jは富樫勇樹やジョン・ムーニーなどの連続得点で46-38と点差を縮めるが、キングスは岸本隆一の3ポイントシュートなどで追いつく事を許さず、さらにインサイドで着実に得点を重ねる。4クォーターもキングスは集中したディフェンスを見せ、千葉Jから24秒バイオレーションを奪うと、牧隼利がこの試合3本目となる3ポイントや、ヴィック・ローのミドルシュートなどで74-55とこの試合最大の19点リードとなる。最後は小野寺祥太が3ポイントシュートを決め、最終スコアは83-67でキングスが16点差で勝利した。
足首の怪我をおして出場した今村佳太は、この試合で大事な3ポイントを2本決めた。「レギュラーシーズンに苦しんで苦しんで、その末に導き出した答えをこのバスケットボールのコートでしっかりと表現できたのが、何よりも素晴らしかった」とチーム全体の成長を実感していた。
この試合3本の3ポイントを決めて11得点と勝利に貢献した牧は「この沖縄アリーナの雰囲気が後押しになって3ポイントを決めることが出来た」と沖縄アリーナに詰めかけた大観衆に力をもらったと語った。
Bリーグファイナルは、5月25日(土)より横浜アリーナで開幕。対戦相手はワイルドカードから勝ち上がってきた広島ドラゴンフライズ。キングスは、球団史上初のリーグ連覇を賭けて横浜アリーナに乗り込む。