3ポイント攻勢のキングスが並里擁する群馬に勝利 群馬クレインサンダーズ vs 琉球ゴールデンキングスGAME1

(写真提供:琉球ゴールデンキングス)

2023年1月28日(土)、琉球ゴールデンキングスはアウェイで群馬クレインサンダーズと対戦した。

昨季までキングスに所属していた並里成が加入した群馬は、前節までの成績が18勝12敗と東地区3位。チーム初のチャンピオンシップ(CS)進出を狙える位置につけている。

岸本 vs 並里。沖縄が誇る二人のポイントガード対決に注目が集まる一戦だ。

 

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キングスは3ポイント攻勢でリードを奪う

キングスのスターティングメンバーは、#1 ジョシュ・ダンカン、#14 岸本 隆一、#30 今村 佳太、#45 ジャック・クーリー、#88 牧 隼利。

群馬のスターティングメンバーは、#3 マイケル・パーカー、#4 トレイ・ジョーンズ、#15 アキ・チェンバース、#16 並里 成、#25 ケーレブ・ターズースキー。

 

キングスは、牧が今季初スタメン。群馬のジョーンズやアキといったフィジカルの強いウイング陣に対抗するラインナップだ。

群馬の初得点は並里。岸本を振り切りジャンプシュートを決めてきた。さらに並里はパーカーの3ポイントも連続でアシスト。古巣との対決に気合十分だ。

 

並里の活躍に先手を取られたキングスだったが、早めのタイムアウトを取り落ち着いて全員でボールを回す。1クォーター残り5:21に今村が3ポイントを決めると、そこから3ポイント攻勢。今村、岸本、松脇、フリッピン、田代が3ポイントを決め、1クォーターだけでチームで6本の3ポイント成功。

1クォーター終了時のスコアは、17-27とキングスが10点リード。群馬のターンオーバーにも助けられ、続く2クォーターもスコア30-45とキングス15点リードで終了する。

 

キングス勝利も課題が残る試合のクロージング

3クォーターは群馬の得意な早い展開が出るようになる。キングスがパスミスや悪いシュートで終わると、群馬はジョーンズや並里がボールを一気にフロントコートに運びそのままドライブする場面が増えてくる。

 

4クォーターもキングスは自らリズムを崩していく。不用意なパスミスからのターンオーバーや、群馬の早い展開を止めるためのファウルが増えてくる。4クォーター残り7:03には早くも4つ目のチームファウルを取られてしまう。キングスは4クォーターだけで9つのチームファウルを犯し、群馬に12本のフリースローを献上。

 

最終スコアは74-83とキングスが9点差で勝利したものの、前半と後半の差が大きく、評価の難しいゲームとなった。

試合スタッツ:Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 2023/01/28 群馬 VS 琉球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト

 

試合後のキングス桶谷HCはこのように試合を総括した。

「ゲームのスタートでパーカー選手のところ3本3ポイント決められて厳しい立ち上がりだったんですけど、その中で自分たちがやりたいディフェンスが少しずつ出来るようになってきて、オフェンスも良い形でボールが回って、前半良いボールムーブメントから点数は取れたかなと思います」

「後半も3クォーターはそこまで悪くはなかったですけど、ターンオーバーが増えていって、フリースローを決めきれずに最後ちょっと追いつかれてしまった」

「それでもゲームプランとしては悪くなく、それをしっかり選手たちが遂行してくれたからこういうゲームになったかなと思います」

「最近はちゃんとボールがしっかり回っているので、そこをしっかりやり続けられるようになりたいなと思います」

 

この試合は30分以上コートに立ち続けた今村も「(GAME2は)今日良かったボールムーブメント、ディシジョンメイキング(プレイの判断)を継続して、自分たちのバスケットを高めていきたい」と語った。

 

自分たちのバスケットを信じて、全員で戦う事を継続できるか。GAME2にも注目だ。

 

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