12月17日(水)、東アジアスーパーリーグ(EASL)グループステージ、琉球ゴールデンキングス vs マカオ・ブラックベアーズがが沖縄サントリーアリーナで行われ、87-81でキングスが勝利した。
この試合は、大黒柱の一人である#4 ヴィック・ローが第1クォーター開始早々に退くというアクシデントに見舞われながらも、チーム一丸となって掴んだ劇的な勝利であった。特に、ベンチから出場した#8 佐土原遼の爆発的なパフォーマンスを筆頭に、約1ヶ月ぶりにロスター復帰した#47 平良彰吾などセカンドユニットが躍動。主力の負傷退場を感じさせない選手層の厚さで苦しい戦いを制した。この勝利でグループステージの成績を2勝1敗とし、ファイナル6進出へ向けて大きく前進した。


この勝利は、キングスが持つロスターの層の厚さを証明する一戦となった。試合序盤はマカオに主導権を握られ、キングスは追いかける展開を強いられた。しかし、タイムアウトを機にインサイドを攻める戦術に切り替えると、試合の流れは徐々にキングスへと傾き始める。特に、セカンドユニットがコートに立つと、ディフェンスの強度とオフェンスに勢いが生まれた。
試合は終始一進一退の攻防となり、特に第4クォーターは何度もリードが入れ替わるシーソーゲームとなった。後がないマカオの必死の抵抗に苦しめられるも、キングスは最後まで集中力を切らさなかった。最終盤、勝負どころでベテランの#14 岸本隆一が冷静沈着なプレーでチームを牽引し、クラッチシュートを次々と沈めて接戦に終止符を打った。この勝利は、EASLのタイトルを目指すキングスにとって、戦術的な修正能力とチームの総合力の高さを示す、非常に価値のある一勝となった。

第1クォーター:苦しい立ち上がりと戦術の修正 (キングス 21-24 マカオ)
試合はマカオのペースで始まった。キングスは序盤、アウトサイドからの単発なシュートに終始し、得点が伸び悩む。その隙を突かれ、マカオに8-17とリードを許す苦しい立ち上がりとなった。しかし、キングスベンチは早々にタイムアウトを取ると、ロスターの層が薄いマカオに対し、積極的にペイントエリアへアタックしてファウルを誘い、インサイドから得点を重ねる方針に切り替えた。この修正が功を奏し、途中出場の#53 アレックス・カークを中心にインサイドで得点を重ね、キングス 21 – 24 マカオと点差を詰めて最初の10分を終えた。



第2クォーター:若手の躍動と逆転劇 (キングス 20-19 マカオ)
第2クォーターに入ると、キングスの若いセカンドユニットが試合の流れを大きく変えた。#17 崎濱秀斗と#47 平良彰吾がコートに入ると、その激しいディフェンスでマカオの司令塔#2 ダミアン・チョンキの自由を奪い、相手のオフェンスを停滞させる。このディフェンスから生まれた勢いはオフェンスも活性化。#15 松脇圭志が連続3ポイントシュートを成功させ、キングスが逆転に成功した。しかし、マカオもゾーンディフェンスを敷いて対抗し、ダミアン・チョンキの個人技で食い下がる。一進一退の攻防の末、前半終了間際にマカオが僅かにリードを奪い返し、キングス 41 – 43 マカオでハーフタイムを迎えた。なお、スターターの#4 ヴィック・ローは第1クォーターに1分38秒プレーしたのみで、その後コートに戻ることはなかった。




第3クォーター:「佐土原タイム」で試合の主導権を握る (キングス 22-16 マカオ)
後半の立ち上がり、キングスはマカオの226cmの巨人#23 サムエル・デグアラの高さに苦しみ、連続ブロックを浴びるなど、嫌なムードが漂った。しかし、この重苦しい雰囲気を吹き飛ばし、アリーナの空気を一変させたのが#8 佐土原遼だった。佐土原は勝負どころで値千金の3ポイントシュートを立て続けに決めると、ディフェンスでも躍動。重要なリバウンドをもぎ取り、さらにはスティールから速攻に繋げるなど、攻守にわたって獅子奮迅の活躍を見せた。彼のハッスルプレーが会場のボルテージを上げ、この「佐土原タイム」と呼ぶべき時間帯で、キングスは完全に試合の主導権を握り、逆転に成功。キングス 63 – 59 マカオとリードして最終クォーターへ突入した。




第4クォーター:一進一退の攻防とベテランの一撃 (キングス 24-22 マカオ)
最終クォーターは、両者の勝利への執念がぶつかり合う。マカオも#1 ピーク・グリーンや#10 シャックルフォードを中心に得点を重ね、何度もリードチェンジが起こる緊迫した展開が続く。勝負が決まったのは残り3分を切ってからだった。まず残り2分53秒、#53 アレックス・カークのダンクで76-75とリードを奪うと、直後のポゼッションで、#8 佐土原遼が値千金のオフェンスファウルを誘い、相手の流れを断ち切る。残り2分20秒には#14 岸本隆一が鋭いドライブでレイアップを決め、リードを3点に広げた。そしてクライマックスは残り1分を切ってから訪れる。残り43秒、岸本が勝負を決定づける3ポイントシュートを沈め、スコアを83-78としてリードを5点に拡大。その後マカオの攻撃を防ぐと、残り15秒、岸本のアシストから#53 アレックス・カークがとどめのダンクを叩き込み、激闘に終止符を打った。最終スコアはキングス 87 – 81 マカオ。
試合スタッツ:EASL 25-26 Ryukyu Golden Kings vs Macau Black Bears | Schedule & Results | EASL




主要選手のパフォーマンス
琉球ゴールデンキングス
#8 佐土原遼:間違いなくこの試合のMVP。最終的に19得点、9リバウンドを記録。特に3ポイントシュートは5本中3本(成功率60%)と高確率で沈め、第3クォーターの劣勢を覆す起爆剤となった。終盤には重要なディフェンスプレーも見せるなど、攻守両面でチームを勝利に導いた。

#14 岸本隆一:まさに「ミスター・キングス」。試合全体ではフィールドゴール成功率が低かったものの、18得点を記録し、勝負どころの最終盤で試合を支配した。リードを広げるドライブ、勝利を決定づける3ポイント、そしてダメ押しのダンクをアシストするなど、ベテランの勝負強さと冷静さを見せつけた。試合後の会見でマカオのヘッドコーチは「岸本はアジアの『ケンバ・ウォーカー(元NBAスターポイントガード)』驚異的で、常にフロアにバランスをもたらし、ターンオーバーをせずに、少しでも隙があれば必ずシュートを決めてくる」と海外クラブの間でも、その実力が知られている事を明かした。

#53 アレックス・カーク: #4 ヴィック・ローの不在を完璧に埋める大活躍。16得点、9リバウンド、5アシストを記録。特に、7本ものオフェンスリバウンドはチームに数多くのセカンドチャンスをもたらし、インサイドの要として絶大な存在感を放った。

]キングスセカンドユニット: チームの勝利を支えたのはセカンドユニットの力だった。第2クォーターに流れを変えた#17 崎濱秀斗と#47 平良彰吾の激しいディフェンスや、司令塔として11得点、5アシストを記録した#18 脇真大の安定したプレーなど、全員がそれぞれの役割を果たした。


マカオ・ブラックベアーズ
#2 ダミアン・チョンキ (Damian CHONGQUI):マカオの攻撃を牽引した絶対的エース。両チーム最多の27得点、7アシストを記録し、キングスディフェンスを最後まで苦しめた。彼の個人技は常に脅威だった。

#1 オマリ・ピーク=グリーン (Omari PEEK-GREEN):チョンクイに次ぐスコアラーとして21得点、8リバウンドと奮闘。しかし、一方でチーム最多の5ターンオーバーを喫し、勝負どころでのミスが響いた。


勝敗を分けたキーファクター
キングスの圧倒的な層の厚さ
最大の勝因は、キングスのセカンドユニットがもたらしたエネルギーと生産性であり、これはBリーグの強豪クラブが持つアドバンテージだった。佐土原、カーク、脇といった選手たちがコートに立つと、攻守のレベルが落ちるどころか、むしろ加速した。対照的に、マカオは国内リーグに参戦しておらずEASLが主戦場であるため、ロスターに厚みが無い。わずか9人のロスターで戦う彼らはスターターへの依存度が高く、試合が進むにつれて疲労が顕著になった。この選手層の厚さとコンディショニングの差が、試合終盤の粘り強さに繋がり、キングスに勝利をもたらした決定的な要因であった。

試合序盤におけるインサイドへの戦術変更
第1クォーター序盤、アウトサイドシュートに固執してリードを奪われた後、タイムアウトを機にインサイドへアタックする戦術に切り替えた判断は極めて重要だった。この変更により、より確率の高いシュートチャンスが生まれ、同時にマカオの主力選手にファウルを蓄積させることができた。この序盤の修正が、キングスのオフェンスリズムを根本から改善し、試合の流れを引き寄せるきっかけとなった。

土壇場でのベテランの勝負強さ
試合が最も緊迫した残り3分間、キングスはベテランの力で勝利を掴んだ。1点差の攻防が続く中、#14 岸本隆一が冷静にゲームをコントロール。#53 アレックス・カークがインサイドで体を張り続けてリードを奪うと、岸本が決定的なドライブと3ポイントシュートを沈めて試合を決定づけた。プレッシャーのかかる場面での冷静な遂行能力は、経験豊富なチームの証であり、接戦を制する最後の決定打となった。


ヘッドコーチ・選手会見の要約
琉球ゴールデンキングス
桶谷大ヘッドコーチ / #47 平良彰吾
Q:本日試合の総括
桶谷HC:ヴィック・ローがプレイできなくなるというイレギュラーな状況があったが、セカンドユニットを含めた選手が我慢して頑張ってくれた。第1クォーターを3点差(21-24)で折り返せたところがキーポイントだった。苦しい時間帯(第3クォーターでの連続失点など)もあったが、佐土原、脇らの活躍でゲームを取り戻せた。アレックスの良いディフェンスや、岸本が決めるところで決めてくれたこともあり、「我慢をしながら、なんとか粘って粘って最後に勝利へ持っていく」という、キングスらしいゲームになったと考えている。このゲームの経験を忘れずに、Bリーグのレギュラーシーズンに戻っても生かしたい。
平良彰吾:本来のシーズンとは違った雰囲気のイレギュラーなゲームだったが、チームとして我慢して勝てた。苦しい時間帯も、リバウンドやディフェンスを頑張り勝ち切れたことは、チームの強みだと改めて感じた。
Q:脳震盪からの復帰となる平良彰吾の起用と評価について
桶谷HC:彰吾はディフェンスのインテンシティ(強度)を上げられるので起用した。相手のガード(特に2番の選手)を誰で止めるかという点で、このEASLシリーズで必要だと判断した。本来ならもっと早く出場できたはずだが、対人練習も十分でなく、5対5も十分にはできていなかった。しかし、昨季の天皇杯は彰吾に勝たせてもらったこともあり、今季の天皇杯までに彼がどれだけできるか見ておく必要があったため、今回起用した。
彰吾のことはディフェンス面を非常に評価しており、彼には指示したことをちゃんと徹底してやること、チームにとって必要な選手であることを期待している。
Q:平良彰吾選手自身の、復帰戦への心境や課題について
平良彰吾:チームを離れている間、ガードとしてディフェンスをしっかりできるようにコンディションを上げて準備した。今日の試合では「もっと足を動かせる」と感じた部分や、無駄なファウルがあったので改善していきたい。自分のメインの役割はディフェンスだが、ターンオーバーを減らし、良い流れを作れるようにするなど、ガードとしての役割も改善していく必要があると改めて感じた。
久しぶりのゲームで緊張したが、この沖縄アリーナでゲームができることを改めてありがたく思う。ディフェンスはいつでも役割が変わらないので、そこからしっかり入っていこうと思ってプレイした。
Q4: 佐土原遼選手の活躍について、特にヴィック・ロー不在の中で果たした役割をどう評価する?
桶谷HC:サド(佐土原)がチームにいることは、EASLや天皇杯のような大会で重要であり、レギュラーシーズンでもチームを助けている。今日はシュート、ドライブ、リバウンドが良かった。特に苦しい場面での3ポイントシュートやセカンドチャンスポイントがチームを救った。
彼には点数を取るだけでなく、ターンオーバーを減らすなどして、チームとして5対5でどう勝てるかという点に取り組んでもらうことで、さらに良い選手になれると思う。
Q:このEASLの試合後、週末のBリーグ(富山戦)にどのように繋げていきたいですか?
桶谷HC:BリーグとEASLではインテンシティが全く違う。高いディフェンス強度の中でターンオーバーをせずにしっかりボールムーブメントをする。(前節の)佐賀戦ではそれが出来ていたので、そのイメージをもう一度チームに持たせたい。
平良彰吾:まずは自分自身がディフェンスから入る。チームとして相手の強度に負けないようディフェンスをセットし、そこから良い流れを作り、ボールムーブを良くしていきたい。アジャストしながら戦い、2連勝して沖縄に持っていきたい。
Q:キングスにとって、EASLという戦いはどのような意味を持っているか?
桶谷HC:レギュラーシーズンと並行して世界のチームと試合ができることで、成長のための様々な刺激が得られる。Bリーグ内だけの試合では、日本のバスケットは似てきてしまう。アウェーなどに行くことで異文化に触れ、人間としても成長できる。自身にとって非常に意義のある大会に出させてもらっていると感じている。
平良彰吾:プロになってから外国のチームと試合をする機会がなかったため、アウェイでのタフなゲームや、様々なチームと対戦できることは本当に良い経験になっている。世界の中でプレイさせてもらうことに感謝し、より一層チームのためにプレイしなければならないと感じている。


マカオ・ブラックベアーズ
ギャレット・ケリーHC / #2 ダミアン・チョンクイ
Q:本日試合の総括
ケリーHC:タフな試合でした。キングスはサイズがあり、強く、彼らのシステムをしっかり実行し、危険なガードがいて(岸本選手)、2人のビッグマン(カーク選手とクーリー選手)がいて、非常にリバウンドが強く、ターンオーバーも少ないチームだと認識していました。
私の目標は、サム・デグアラとダミアン・チョンクイをファウルトラブルなく、健康な状態で第4クォーターまで持っていくことでした。これは達成できましたが、リバウンドを克服するのが非常に困難でした。キングスはオフェンスリバウンドを22本獲得しており、特に試合終盤の2~3ポゼッションでは、彼らに5~6本のオフェンスリバウンドを取られてしまいました。彼らはリング下で私たちを圧倒し、ボールを奪い、キックアウトして3ポイントを決めるため、リバウンドの差を埋めるのはほぼ不可能でした。
ダミアン・チョンクイ(#2):私たちは最後まで戦い抜きましたが、最後のポゼッションで、おそらく4本のオフェンスリバウンドを奪われたことが、試合の勝敗を分けたと思います。
Q:沖縄アリーナと琉球ゴールデンキングスというクラブに対する印象は?
ケリーHC:このアリーナでプレーし、キングスというプログラムと対戦できたことは、光栄なことです。キングスは世界でも最高のクラブの1つです。
私は大学時代にデューク大学のキャメロン・インドアやカンザス大学のフォグ・アレン・フィールドハウスでプレーする機会がありましたが、このアリーナは世界でも有数の優れたgymnasium(体育館)と同等です。
ファンは素晴らしく、キングスはファーストクラスのクラブです。コミュニティでの活動も素晴らしく、街を歩けばキングスのフラッグや岸本選手、脇選手の看板が目につきました。
ダミアン・チョンクイ選手(#2):アメリカで100試合のディビジョン1の試合に出場しましたが、この環境(アリーナの雰囲気)はプレーした中で最高の雰囲気の一つです。
Q3: 琉球のガード陣、特に岸本選手への印象は?
ケリーHC:我々は岸本選手のことを「アジアのケンバ・ウォーカー(the Kemba Walker of Asia,)」と呼んでいます。彼は驚異的なプレーヤーで、常にバランスが取れており、ターンオーバーをほとんどしません。少しでもスペースを与えるとシュートを決めてきます。
彼はカーク選手やクーリー選手といった2人のビッグマンをスクリーンやオフボールスクリーンで非常にうまく使いこなします。
他のガード陣(#18 脇選手、#47 平良選手など)も過去2年間で非常に上達しており、彼らやコーチ陣の選手育成には賛辞を送りたいです。
ダミアン・チョンクイ選手(#2):琉球のガード陣は、非常に良くなり、シュートもよく決めてきました。彼らは試合中ずっと私にフルコートでプレッシャーをかけてきており、高いレベルで競ってきました。岸本選手はアジアで対戦した中で最高のガードの1人であり、おそらく日本で最高のガードだと思います。
"岸本、我々は彼を「アジアのケンバ・ウォーカー」と呼んでいます"
— アウトナンバー【沖縄バスケOUTNUMBER】 (@OUTNUMBER_oka) December 17, 2025
on #EASL game#琉球ゴールデンキングス vs #マカオ・ブラックベアーズ は87 – 81でキングス勝利!#岸本隆一 は4Q9得点含む18得点と活躍。マカオのHCは、岸本を元NBAスターポイントガードのKemba Walker @KembaWalker に例えました pic.twitter.com/UV1nVNMO2E
Q:(チョンクイ選手へ)アジアで最高のガードであるという自信はありますか?
ダミアン・チョンクイ選手(#2):私はアジアで最高のガードだと思っています。本当はゲームでそれを証明したいのですが、もし面と向かって尋ねるなら、コートに立つ夜はいつでも自分が最高のガードだと考えています。
Q:マカオのヘッドコーチとしてBリーグの発展をどう見ていますか?
ケリーHC:日本がいかにバスケットボールに情熱を注ぎ、専用のアリーナを建設しているかが明確です。このアリーナはホッケーやモンスタートラック、コンサートのためではなく、バスケットボールのために作られています。
Bリーグの発展は素晴らしいと思いますし、私たちがマカオで実現したいことの標準(the standard)となっています。


次戦への展望
この勝利は、キングスのEASLグループステージ突破に向けて極めて大きな意味を持つ。通算成績を2勝1敗としたことで、上位2チームが進出するファイナル6への出場権獲得に有利なポジションを確保した。
一方で、最大の懸念材料は#4 ヴィック・ローの状態である。スターティングメンバーでありながら、この試合ではわずか1分38秒の出場にとどまった。彼のコンディションが今後の戦いにどう影響するかは、チームにとって最も重要な焦点となるだろう。
それでもなお、大黒柱の一人を欠く中で、チームの総合力、戦術的な修正能力、そして何より逆境に屈しない精神的な強さを示して掴んだこの一勝は、非常に価値が高い。この勝利は、キングスが過密なBリーグのスケジュールをこなしながら、EASLの頂点を狙えるだけの地力と選手層を持っていることを改めて証明したと言えるだろう。
(写真:照屋勇人、構成・文:湧川太陽)


