キングス、新外国籍選手アンドリュー・ランダルとの短期契約を発表 [2025.10.31]

10月31日(金)、琉球ゴールデンキングスは新外国籍選手としてアンドリュー・ランダルとの短期契約を発表した。

▽球団コメント
 ランダル選手は、豊富な経験を兼ね備えたフォワードです。常に勝利への意欲を持ち、どんな状況でも戦い続ける闘志を持っています。緊急事態での選手補強に対して、即答でキングスに加入してくれることを嬉しく思います。また、チーム状況を踏まえた短期契約という形に理解を示してくれたランダル選手の姿勢に感謝するとともに、チームを強く後押ししてくれることを期待しています。
 琉球ゴールデンキングス公式サイトより引用

キングスは10月27日にケヴェ・アルマが退団。その直前の10月22日のEASLメラルコ・ボルツ戦から10月29日(水)のシーホース三河戦まで外国籍選手を一人欠くロスターで戦っていて、その間の4試合を2勝2敗と苦戦しており、新外国籍選手の獲得は急務だった。

参考:キングス、ケヴェ・アルマの契約解除による退団を発表 [2025.10.27] – OUTNUMBER WEB

ランダルは昨季2024−25にB2ライジングゼファー福岡に所属。レギュラーシーズン46試合に出場して、1試合平均14.5得点、3P% 29.6%、フリースロー% 81.4%、6.0リバウンド、3.7アシストを記録。198cm、109kgと外国籍選手としてはサイズの優位性は少ないものの、チームのバランスを取りながら、状況に応じて求められる役割をこなせるベテラン選手だ。

2025年5月11日(日)のB2 プレーオフセミファイナル 福岡vs富山 GAME2 では、49得点6リバウンド3アシストと大活躍。福岡は惜しくも敗れたものの、ランダルは勝負所での大活躍を見せた。

ランダルは米国の強豪テンプル大学を卒業後、bjリーグ2013-2014シーズンに琉球ゴールデンキングスでプロキャリアをスタートさせた。当時のキングスは前年bjリーグ ファイナル4を逃して伊佐勉ヘッドコーチが就任したシーズンだった。得点源として十分な成績を残していたが、キングスは更なる補強のために2013-2014シーズン途中の2013年11月にランダルを岩手ビックブルズへ金銭トレードで放出した。ランダルはそれ以来一貫して日本でのプロキャリアを重ね続け、今回のキングス加入は12年ぶりの古巣復帰となる。

ランダルが2013年11月に移籍した岩手の当時ヘッドコーチは、現キングスヘッドコーチの桶谷大。さらに当時の岩手にはアシスタントコーチで現キングスアシスタントコーチの穂坂 健祐、ルーキーとして現キングスの小野寺 祥太も在籍していた。日本での長い実績に加え、10数年前に岩手で共に戦った仲間であるランダルは、プレー面だけではなく人間性も熟知したチョイスだったと言える。

ただし、今回はクラブ公式も「短期契約」と明言している通り、更なるロスターのアップグレードのために新外国籍選手獲得の動きがあるだろう。まだまだキングスフロント陣の動きから目が離せない。

(写真提供:琉球ゴールデンキングス)

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