10月25日(日)Bリーグ第5節GAME2が行われ、琉球ゴールデンキングスはホームで島根スサノオマジックに82対75で勝利し、7連勝となった。キングスは28日㈬にアウェイで広島ドラゴンフライズと対戦する。
琉球ゴールデンキングス | 島根スサノオマジック | |
82 | Total | 75 |
20 | 1Q | 22 |
15 | 2Q | 20 |
28 | 3Q | 14 |
19 | 4Q | 19 |
外国籍選手がクーリーのみでも、チーム力でもぎとった価値ある1勝
この試合キングスは、前日活躍した#13エバンスが足の違和感で大事をとって欠場したため、#3並里、#14岸本、#24田代、#32満原、#45クーリーでのスタート。試合を通じて外国籍選手はオン・ザ・コート1、時間帯によっては日本人選手だけでのゾーンディフェンスで凌ぐ場面も見られた。前半はペイント内で分がある島根がリードする展開となるも、#45ジャック・クーリーのインサイドでの得点と岸本や並里、田代が効果的に3ポイントを決め、前半を35-42で終える。
後半は立ち上がりから島根#24デモン・ブルックスのシュートで9点差とするも、#3並里の連続得点で返すと、そこから両チーム点の取り合いの様相になる。田代がフリースローと3ポイント、岸本も3ポイントなどで点差を縮めれば、島根は#7ビュフォード、#8トラビスがリングにアタックし引き離す。しかし、キングスはハーフコートでのマンツーマンディフェンスのプレッシャーを強め、起点となっていた外国籍選手には積極的にダブルチームを仕掛けると、島根のターンオーバーを誘発し、一気に逆転し63対56と7点差をつけ最終クォーターへ。4クォーターキングスは#7ナナー・ダニエル弾を起用し、2-3ゾーンで守るも、立て続けにゴール下を決められ、63対60と3点差に詰め寄られる。タイムアウトで流れを断ち、#45クーリーをコートに戻す。するとクーリーはすぐさまバスケットカウントを決め、リズムを取り戻す。今村もポストアップからのドライブで、連続してバスケットカウントを決めると一気にキングスが流れを掴み約4分間で13-0ランで76対60とこの試合最大点差をつけた。その後島根は#24ブルックスの連続得点で追いすがるも、82対75でキングスが勝利した。
藤田弘輝ヘッドコーチのコメント
たくさんの思いをのせて臨んだ試合だったので、チームでファイトして掴み取ったとてもうれしい勝利です。外国籍選手が一人ということでタフなシチュエーションになることはわかっていたんですが、これだけたくさんのお客さんがコロナという大変な状況で応援しにきてくれているので、弱い試合をしたくない、僕たちのファイトする試合をみて、明日も仕事頑張ろうと思ってもらえるような試合をしたかった。
37分出場25得点18リバウンドのクーリー選手について
ピックアンドロールのスクリナーも、ポストアップのユーザーでも、オフェンスはクーリーが中心になるので、おそらく35分以上出場することは最初からわかっていたので、ディフェンスでは日本人選手がボールプレッシャーをかけて、ディナイをして簡単にポストにボールを入れさせないことだったり、ポストに入っても周りがヘルプしてクーリーを助けてあげようという話はしました。クーリーのところ対してトラップにいくというアジャストメントをして、それがうまくはまって僕らのモメンタムになったと思います。
7連勝について
一つ一つの試合について全力で取り組んだからこそ結果がついてきたと思うので、7連勝したから嬉しいというよりは、一つ一つのゲームに僕たちがファイトできていることに満足しています。バスケットボールは流れのあるスポーツなので、いいときもあれば悪い時もあるので、悪い時間帯にチーム全体でディフェンスから我慢するという意識をこの7試合はできていると思います。アップダウンのなか僕たちのメンタリティーはフラットに保っていることはすごくいいなと思っています。