10月16(土)琉球ゴールデンキングスは川崎ブレイブサンダースと対戦した。
前日に開催されたGAME1では、今季初の100点ゲームで勝利。三河戦で苦しんだ3Pシュートを高確率で決め、川崎を圧倒した。
一転、このGAME2はお互いに激しいディフェンスのぶつかり合いとなり、ロースコアの展開となった。
前半リードするも、追い上げられシーソーゲームに
第1Q
#3 並里 成のジャンプショットと#45ジャック・クーリーのスティールからのダンクでキングスが先制し、試合の幕が上がる。
ディフェンスでは#30 今村 佳太がアグレッシブに仕掛け、相手のターンオーバーや24秒バイオレーションを誘い、キングスブースターとベンチを盛り上がる。
一方の川崎は#0 藤井 祐眞や#22 ニック・ファジーカスが得点し、キングスにペースを握らせない。
試合がすすむにつれ、両チームとも徐々にディフェンスの強度が上がりはじめ、お互いに簡単に得点が入らなくなってくる。
#35 ジョーダン・ヒースが#13 ドウェイン・エバンスのシュートをブロック。
反撃に転じた川崎の#0 藤井のシュートを#7 アレン・ダーラムがお返しとばかりにすぐさま弾き飛ばす。ハイレベルなディフェンスの応酬に、会場は徐々にヒートアップしていく。
重い展開が続くかと思いきや、クォーター残り1分を切ったところで#7 アレン・ダーラムの3Pシュート、#45ジャック・クーリーのブザービーターが決まり、良い流れでクォーターエンド。
第2Q
クォーターが始まると、川崎のインテンシティの高い守備に、キングスはターンオーバーを連発してしまう。
チャンスを見逃さなかった川崎はたて続けに得点し、キングスを猛追する。
嫌な流れになりそうなところで、#45クーリーがオフェンスでチームを鼓舞する。激しいマークをものともせずインサイドをこじ開け、得点を上げる。
さらに#3 並里がシュートにアシストに活躍。リードを広げ、オフィシャルタイムアウトへ。
タイムアウト後、#7 篠山 竜青がコートに入るとオフェンスのリズムが変わり始める。#0藤井や#22ファジーカスが精度高くシュートを決め、勝利への執念を見せる。
一方琉球は、相手のディフェンスを割ることができず、オフィシャルタイムアウト後の得点はフリースローのみで差を詰められる。
35-31で前半戦終了。前日とは違うロースコアの展開となった。
第3Q
開始1分足らずで#13 エバンス、#45クーリーが得点。このままリードを広げたいキングス。しかしタイトなディフェンスの影響か、相手にいくつもフリースローを献上してしまい差を広げられない。
#45 クーリーや#13 エバンスがファウルトラブルでプレイタイムが制限される苦しい展開が続く。
対する川崎は#7 篠山が起点となり、オフェンスを遂行していく。自らゴールを狙うだけでなく、チームメートのシュートチャンスを作り、得点を重ねる。
我慢の時間帯が続くキングスだが、#22 ファジーカスのバスカンで逆転を許してしまう。
それでも#30 今村や#14 岸本の3Pシュートが決まり、リードが激しく入れ替わる。一瞬も目が離せないシーソーゲームが続き、会場の約3800人のブースターの視線を釘付けにする。
クォーター終了間際に#14 岸本のカットインからのレイアップが決まり、同点。ラストクォーターに希望を託す。
両チームの意地がぶつかりあう第4Q
4クォーター開始すると、キングスブースターから力強い手拍子が沸き起こりキングスを後押しする。ブースターの期待に応えるかのようにナイスディフェンスが生まれ、アリーナはさらに盛り上がる。
ホームで負けたくないキングス、2連敗は避けたいブレイブサンダース。お互いの意地がぶつかり合い、ディフェンスの激しさが増し、ロースコアの展開が続く。
このクォーターでも川崎にいくつもフリースローを与えてしまい、じわじわと点差を広げられる。55-60でオフィシャルタイムアウト。
#30 今村と#14 岸本の連続3Pで残り三分弱で再び同点。この試合最大の盛り上がりを見せ、追い上げムードを高める。
ところが、#0 藤井、#7 篠山に続けざまに点を決められ、残り49秒で5点差。苦しい展開でキングスはタイムアウトを要求。
アリーナにゴーゴーキングスの手拍子が響く中、キングスボールでリスタート。
ボールを託された#14 岸本 が、ドリブルでディフェンスをかわしコーナーまで移動、3Pシュートを放つがリングに弾かれる。
川崎がボールを保持し、#0 藤井にボールが渡る。この試合何度も得点してきた1on1のシチュエーションになるも、#14 岸本がディフェンスでハッスルし、ターンオーバーを誘発。
ルーズボールへの執着を見せた#2 小寺ハミルトンゲイリーがボールを奪う。
#7 アレン・ダーラムにパスが通り、ハーフライン付近から一気にゴールにアタック。相手のファウルを誘いフリースローを獲得。2本ともしっかり決め、川崎のタイムアウト。
あきらめないキングスの執念のプレイで会場は盛り上がる。
キングスはファウルゲームに持ち込み、この時間帯までわずか1得点だった#34パブロ・アギラールにフリースローを打たせる選択をするが、2本とも決められる。
再びキングスがタイムアウトを取り、ハーフコートからオフェンススタートする。
#7 アレン・ダーラムが3Pシュートを放つが、ゴールに弾かれる。飛び込んだ#30 今村 佳太がリバウンドシュートをねじ込み、残り5.6秒で3点差。
ファウルゲームを継続するが、落ち着いてフリースローを決める川崎のファジーカス。奮闘したものの、逃げ切られてしまう。
最後まであきらめないで戦い続けたキングスと、前日から修正して見事に勝利した川崎ブレイブサンダース。好ゲームを魅せた両チームを讃える拍手が会場から贈られた。