4月28日(水)、琉球ゴールデンキングス vs 千葉ジェッツ が沖縄アリーナで行われ、87-99で千葉Jが勝利した。
自分たちのディフェンスを見直さなければいけない
リーグを代表する両者の戦いは立ち上がりから点の取り合いとなる。キングスは#30今村佳太の連続得点、#41キム・ティリの3本の3ポイントなどで優位に進める。一時はキングス8点リードする場面もあったが、千葉もファウルで得たフリースローで食らいつくと、クオーター終了間際には#31原修太が3ポイントを決めて、54-54と同点で前半を終える。
後半、キングスはそれまで好調だった3ポイントが決まらず苦しい展開となる。激しいディフェンスから流れを作りたいキングスだったが、ファウルラブルで主導権を掴めず85-99で敗れた。
試合後キングス藤田弘輝HCは「もどかしい試合が続いていますけど、自分たちのディフェンスを見直さなければいけない時期、しっかり選手それぞれも自分自身も自分たちのバスケットボールを見つめなおしてプレーオフへ向けてやっていきたいと思います」と語った。
キングス攻守のキーマンがファウルトラブル フリースローで30失点
この日のゲームでは、4本のスリーポイントを決め14得点とオフェンスで貢献したキム・ティリは、3クオーターで出場してわずか12秒で4つ目のパーソナルファウルをコールされベンチに退いた。4クオーターにファウルアウトしプレータイムは13分29秒にとどまった。#88牧隼利も3クオーター最初のプレーで4つ目のファウルを犯しプレータイムが制限された。ファウルトラブルによって試合を組み立てられなかったことは、チャンピオンシップへ向けてはいい教訓になったと言えるのではないだろうか。
シーズンを通じてインテンシティを高く『プレイハード』を掲げてきたキングスにとってはチームファウルが増えることはある程度想定される。「それで吹かれるの?」というような厳しい判定も数多くあったが、フリースローで30失点(試投35本)を許してしまっては流れを掴むのは難しい。
それに対して藤田HCは「改善できるファウルもあると思いますし、そこは冷静になって分析してチームで対応していきたいと思います」と語った。
この試合を終えてキングスは38勝13敗。次節は5月1日(土)2日(日)にアウェイで名古屋Dと対戦する。千葉Jとは5月5日(水)に沖縄アリーナで再度対戦する。
試合スタッツ:Bリーグ 2020-21 B1リーグ戦 2021/04/28 琉球 VS 千葉J | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト


キャプテン田代 ダメな部分が出れば出るほど僕たちにとってはプラス
「僕たちにとって負けることは良い薬だと思っています。シーズン中も何度も負けて、その次の試合はやり返してきたということもありました。これまでは勝ってこれてしまっていたので、ある程度の僕たちの力を発揮できていればこれまでは勝ててきた。ただ千葉のような強豪に勝つためにはもうひとつ上に行かないといけないとみんなが痛感していると思う。これぐらいのレベルではCSは勝てない、東のトップとは戦えないということを試合をしたことで体に刻まれたと思うので、僕たちにとってはすごいプラス。ダメな部分はいっぱい出たんですけど、ダメな部分がいっぱい出れば出るほど僕たちにとってはプラスになるので、悲観はしていないです」
今はどれだけ負けてもいい チャンピオンシップで6勝すれば
地区優勝を決め、ホームコートアドバンテージを獲得したキングスにとっては、レギュラーシーズン残りの試合はある意味で『負けられる』状況だ。実はそれが一番難しい状況なのかもしれない。順位が確定していない相手は負けられない状況だし、バスケットボールはそんなに簡単なスポーツではないのだから。
結果は手にしているのだから、目先の勝ち星以上に大切なことはある。それは身体的また精神的なコンディショニングだろう。課題や不安要素というを抱えたままチャンピオンシップに突入してもかまわない。『危機感』という最大の武器をもってチャンピオンシップに臨めるのであれば。
(取材・文:金谷康平)

