B1第33節 渋谷#34ライアン・ケリーの37得点の活躍で千葉に勝利

サンロッカーズ渋谷 千葉ジェッツ
91 Total 85
25 1Q 19
21 2Q 19
18 3Q 23
27 4Q 24

4月14日(水)サンロッカーズ渋谷(東地区5位)は千葉ジェッツ(東地区2位)をホーム(墨田区総合体育館)に迎え第33節を戦った。

東西の地区上位3クラブで行われるチャンピオンシップ進出をかけ、崖っぷちの渋谷は#34ライアン・ケリーが37得点中21点を最終クォーターに叩き出し貴重な勝利を挙げた。

渋谷が主導権を握る展開

試合の立ち上がり流れを掴んだのは渋谷。#10チャールズ・ジャクソンが先制点を奪うと、#27石井のドライブ、連続スリーポイントなどで主導権を握る。一方、千葉も#2富樫のスリーポイント、#1ジョシュ・ダンカン、#21ギャビン・エドワーズのインサイドで応戦するも46-38と渋谷がリードして前半を終える。

攻守にわたり勝利に貢献した渋谷#27石井は4本のスリーポイントを含む16得点

ルーズボールにダイブする渋谷#14ジェームズ・マイケル・マカドゥ

千葉が逆転に成功しシーソーゲームに

第3フォーターは千葉の時間だった。#2富樫、#31原、#12シャノン・ショーターのドライブで徐々に点差を詰めると、#14佐藤のコーナースリーで逆転に成功。ここから渋谷が決めれば千葉が決め返す一進一退の攻防が続き最終クォーターへ。

渋谷ディフェンスを切り崩す千葉#2富樫

火がついた渋谷#34ライアン・ケリー最終クォーターで21得点

最終クォーター、千葉は日本代表候補にも選出されている#21ギャビン・エドワーズと#2富樫が存在感を発揮。特に富樫はオールコートでプレッシャーをかけてくる渋谷ディフェンスを掻い潜りドライブ、アシスト、ジャンプショットと躍動。久しぶりの試合だとは全く感じさせない動きで会場がどよめく。

違いを見せた千葉#2富樫選手15得点2リバウンド8アシスト

日本代表候補に選出された千葉#21ギャビン・エドワーズ

ただ、第3クォーター終盤に千葉ベンチと口論になり取られたテクニカルファールが渋谷#34ライアン・ケリーに火をつけ、第4クォーターだけで21得点を記録。渋谷#9ベンドラメのゲームメイクも冴え、最後の最後までもつれたクロスゲームを渋谷が91-85で制した。

勝負強さを見せた渋谷#34ライアン・ケリー

渋谷#16渡辺が要所でリバウンドとアシストで勝利に貢献

沖縄県出身の渋谷#16渡辺は14分3秒のプレータイムで2得点、3リバウンド、3アシスト、1スティールを記録。勝負どころで積極的にリバウンドに絡み勝利に貢献した。

ゲームコントロールをする渋谷#16渡辺

同じく沖縄県出身の渋谷#32山内は8分57秒プレイ。千葉#2富樫とマッチアップしプレッシャーをかけた。また、この試合の冠スポンサーであるLIXILカラー(オレンジ)にペイントしたシューズを着用しスポンサー企業に感謝の気持ちを表現。チーム、ファンからも愛される山内らしさが溢れていた。

ペイントアタックをする渋谷#32山内

試合後コメント

千葉ジェッツ大野ヘッドコーチは、「ゲーム感がないのは想定していたが、今できることを選手一人一人がやろうとしているのが伝わった」と選手を称え、これから続く連戦に向けて意気込んだ。

千葉ジェッツ 大野ヘッドコーチ

サンロッカーズ渋谷伊佐ヘッドコーチ(沖縄県出身)は。

「レオのゲームコントロールが素晴らしかった」

「千葉さんはコロナの影響であまり練習もできていないと聞いていたので、自分たちらしいDFをやっていけば足に来てシュートが落ちてくると話して選手を送り出した」と勝因を振り返り、「崖っぷちの僕らは前を向いて戦っていくだけ」とコメント。

サンロッカーズ渋谷 伊佐ヘッドコーチ

サンロッカーズ渋谷は現在東地区5位。3位以内でのチャンピオンシップ出場をかけ残り7試合を戦う。

今後もサンロッカーズ渋谷の戦いから目が離せない。

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この記事を書いた人

OUTNUMBER関東支部メンバー。
沖縄県宮古島出身。東京在住。
関東で行われる琉球ゴールデンキングスのゲームレポートや沖縄出身選手の取材を中心に行います。2023年に沖縄で開催されるFIBAワールド杯を関東から盛り上げていけたらと考えています。

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