キングスU15、B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026優勝 大会2連覇を達成 [2026.03.29]

3月29日(日)、琉球ゴールデンキングスU15は「インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026」を優勝、大会2連覇を達成した。

B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIPはBリーグU15全チームが参加して、クラブユース日本一の頂点を決める。今大会は日環アリーナ栃木(宇都宮市)で開催され、全51チームが3月25日から29日の5日間で熱戦を繰り広げた。

キングスU15は、予選リーグの群馬U15戦を72-33、岡山U15戦を77-27で勝利して決勝トーナメント進出。準々決勝のFE名古屋U15戦を71-57、準決勝の立川U15戦を48-41と勝ち進み、決勝の福岡U15戦を60-49で優勝を決めた。特に準決勝、決勝は相手にリードを許す苦しい展開の中、最後まで諦めずに戦い続けての逆転勝利となった。

目次

準決勝 キングスU15 48-41 立川U15

立川ダイスU15との対戦となった準決勝。前半は、両チームともにディフェンスの強度が高く、ロースコアの展開。第1クォーターの約5分間両チームにフィールドゴールが生まれない激しい守り合いの中、11-9とキングスU15リードで最初のクォーターを終える。第2クォーター、立川U15は主力の#78 野呂田 桜輔が前半でファウルを3つ犯しファウルトラブル。キングスU15は#18 宮城 昊河の連続得点や#4 金城 聖のセカンドチャンスなどでリードを広げますが、立川U15も#23 田中 健聖の3ポイントなどで食らいつき、25-21とキングスU15の4点リードで前半を折り返す。

後半は一転して、激しい点の取り合い。第3クォーター立ち上がり、キングスU15は#18 宮城 昊河が連続で3ポイントを沈め、この試合最大の10点リードを奪う。しかしタイムアウト明けから立川U15が猛反撃を開始し、キャプテン#46 久保 颯太のスティールからの速攻や#78 野呂田 桜輔の3ポイントなどで10-0のランを作り、一気に同点に追いつく。勢いに乗る立川は#78 野呂田 桜輔のインサイドでの得点などで逆転に成功し、39-35と立川リードで最終クォーターへ突入。

第4クォーター、逆転を許したキングスU15を救ったのは#12大城 瑛士。大城は自ら強気のアタックを仕掛け、このクォーターだけで9得点を挙げる大活躍を見せ、キングスU15が再び試合の流れを引き戻して逆転。立川U15は終盤にキャプテン久保がファウルアウト。キングスU15は宮城がフリースローを確実に沈めて逃げ切り、最終スコア48-41でキングスU15が勝利した。

試合スタッツ:【公式】試合結果 2026年3月28日(土) | インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 SCHEDULE 特設ページ | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト

キングスU15 #12大城 瑛士

決勝 キングスU15 60-49 福岡U15

決勝はライジングゼファー福岡U15との対戦となった。第1クォーター、キングスU15の激しいプレッシャーディフェンスに対し、福岡U15はリムアタックを仕掛けてファウルを誘発し、14-10と福岡リードで最初のクォーターを終える。

第2クォーターに入ると、キングスU15は#18宮城 昊河がディープ3ポイントやドライブからのエンドワンなどで追い上げを見せる。しかし福岡は、191cmの#60鷹野 遼磨や193cmの#89船戸 慧といったビッグマンを起点に、ローポストでの徹底したインサイド攻撃とリバウンドの強さで主導権を握る。前半終了間際には、福岡U15が#24池亀 琉聖がブザービーターの3ポイントを沈め、28-21と福岡が7点をリードして前半を折り返す。

後半に入ると、キングスU15は福岡U15のインサイド攻撃に対してディフェンスで対応。オフェンス面ではキングスU15のエース#18宮城 昊河がファウルをもらいながらタフショットを決めるなど猛追。福岡U15も24 池亀 琉聖の個人技や#41内田 拓道の3ポイントなどで応戦。41-40と福岡のリードがわずか1点に縮まって最終クォーターへ。

第4クォーターは、キングスU15のスピードとディフェンスが福岡U15の足を止め、一気に流れを引き寄せる。キングスU15は#12大城 瑛士がフェイダウェイシュートを沈め、直後のディフェンスでは強烈なプレッシャーで福岡U15から24秒バイオレーションを奪うなど攻守で活躍を見せる。一気に逆転したキングスU15は連続得点でリードを広げ、最後は#18宮城 昊河がゲームコントロールしてタイムアップ。最終スコア60-49でキングスU15が逆転勝利を収め、大会2連覇を達成。キングスU15から#18 宮城 昊河はMVP賞に、大会のベスト5には#12 大城 瑛士、18 宮城 昊河の2名が選出された。

試合スタッツ:【公式】試合結果 2026年3月29日(日) | インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 SCHEDULE 特設ページ | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト

キングスU15 #18宮城 昊河
胴上げされる末広 朋也 キングスU15ヘッドコーチ(中央)

選手、ヘッドコーチのコメント

2連覇を達成したキングスU15は、29日に沖縄に帰ってきた。空港で家族やチーム関係者らに祝福の出迎えを受け、選手たちは笑顔で応えた。#18宮城 昊河、#12大城 瑛士、末広 朋也 キングスU15ヘッドコーチが優勝の喜びを語った。

#18 宮城 昊河

Q:琉球ゴールデンキングスのユースチームのキャプテンとして、どういう気持ちで戦いましたか?

宮城:自分はキャプテンとしてあまりふさわしいことはできなかったのですが、チームとして戦えたり、自分だけの力ではなくチームメイトも本当に力強く戦ったので、チームメイトに本当に感謝しています。

Q:キングスU15として3年間活動してきて、最も心に残っていることは?

宮城:苦しい時間や期間はたくさんありましたが、それを3年生みんなで乗り越えたのが一番の思い出です。

Q:将来はどんな選手になっていきたいですか?

宮城:自分は河村勇輝選手に憧れていて、河村選手のようにプレイだけでなくオフコートの人間性もみんなから尊敬されるような選手になりたいと思っています。高校に入ってからも、プレイはもちろんですが、自主練など人に見られていないところも本当に意識して、人一倍頑張っていきたいと思っています。

#12 大城 瑛士

Q:2年生として、チームを得点面で引っ張るというところが大きな役割だったと思いますが、チームとしてどのように戦いましたか?

大城:自分に求められている役割は得点だったと思うのですが、今大会はなかなかシュートの調子が合わず、苦しんだ部分もありました。しかし、そこで「自分は他で何が貢献できるか」を考え、ディフェンスやリバウンドなどに取り組み、自分の成長に繋がるとても良い大会になったと感じています。

Q:琉球ゴールデンキングスのユースチームとして戦っていくということに対して、どのような気持ちでプレーしていますか?

大城:琉球ゴールデンキングスという球団は、他の球団に比べてもたくさん応援してくれる方や、見てくれている人がいます。その中で自分たちがユースチームとして活動できているということは良い経験になっていると思うので、今よりもっと背負うものを大きくして、皆様の期待に応えられるような結果を出せるよう毎日成長していきたいです。

Q:これから成長していくにあたって、どのような選手になっていきたいというイメージはありますか?

大城:今大会のようになかなかシュートタッチが合わない大会もあると思うのですが、その中でも「どこでチームに貢献できるか」を常に考え、チームの勝利に貢献できるような選手になりたいと思います。

#12 大城 瑛士(左)と#18 宮城 昊河(右)

末広 朋也 キングスU15ヘッドコーチ

Q:準決勝・決勝とも非常に厳しい試合だったと思います。その中で、子供たちの成長をどのように感じていますか?

末広HC:ベスト4以上で戦える選手というのは、心が整っていないと無理です。技術力を発揮するのは「心」なので、選手たちがしっかりと自分の心と向き合い、成長させたことが、あの逆転劇や堂々としたプレイに繋がっていると感じています。

Q:ジュニアウィンターカップでは、自分たちの目標とするところまで辿り着けなかったと思いますが、あそこからどのようにチームを立ち直らせたのでしょうか?

末広HC:ジュニアウィンターカップの時も日本一になれる技術をつけた上で臨んだのですが、優勝した京都精華学園中に敗れてしまいました。優勝チームと比べて「何が何でも勝つ」というマインドの部分で負けていました。結局は戦術を超えたマインドの部分を磨かない限り絶対にダメだと思い、この3ヶ月間「何が何でも勝つ」「誰かのミスを誰かが帳消しにする」と言い続け、それぞれを助け合うサポートを求めました。

Q:今大会、宮城 昊河選手が素晴らしい活躍をしましたが、彼のキャプテンシーをどう感じましたか?

末広HC:実は1つドラマがあって、2月に一度キャプテンを剥奪したんです。 彼にもっと本当のキャプテンになってほしかったことと、他の選手にもリーダーシップを発揮してほしいという思いからでした。 キャプテンを剥奪された後、彼は指示を待たずに自分から動くようになり、ゲームに入るマインドセットも成長して、どんどん強気でチームの中心になっていきました。 全国で戦えるマインドを持たせるための取り組みでしたが、それを経て全国で戦える「キャプテンらしいキャプテン」になりました。

Q:琉球ゴールデンキングスのユースチームとして、選手たちににどのようなことを植えつけ、何を大事にしていきたいですか?

末広HC:大きな目線で言うと、「沖縄を元気にする子ども達を育てる」ということです。 将来プロになるかどうかは分かりませんが、大人として社会に貢献でき、人と助け合いながら物事を進められる。主体的に行動を起こせる人になってほしいので、それをバスケットを通してずっと伝えています。 また、プロ選手の育成という目線で考えると、今回の宮城選手のような「圧倒的な個」を磨くために、チームの中で徹底して技術を磨くことを追求しています。

末広 朋也 キングスU15ヘッドコーチ

(取材・文:湧川太陽)

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この記事を書いた人

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