(写真:Tomohiko Sato)
2月4日(日)、琉球ゴールデンキングスはアウェーでアルバルク東京とのGAME2を戦い、74-76とキングスが勝利した。
前日のGAME1を延長の末に敗れたキングス。キングスの桶谷大ヘッドコーチは「試合の最初と最後が良くなかった」と語り、目の前まできたA東京からの勝利を逃した事を悔やんだ。
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必勝のGAME2だったが、キングスは松脇圭志が頚部の痛みでこの試合欠場。このところスターターで好調の松脇を欠くこととなった。
キングスはスターティングラインナップを変更。岸本、今村、ロー、ダーラム、カークのスリービッグを最初からコートに送り出す。キングスはチーム全員が強度の高いディフェンスでA東京のミスを誘発。カークが負傷でベンチに下がる時間帯も、代わりに出てきたクーリーもディフェンスの強度を落とさなかった。オフェンスでもダーラムを中心にゴール下から得点、さらに今村が3ポイントシュートを射抜く。1クォーターは、12-27でキングスが15点リードで終了。
2クォーターになってもキングスのプレー強度は衰えない。特別指定でルーキーの脇も左ドライブからレイアップで得点して勢いづく。この日絶好調のダーラムがターンステップからゴール下で得点して、2クォーター6分58秒の段階で14-33とキングスが19点差を付ける。さらに岸本も3ポイントを決めるなど、キングスのリードは最大26点差まで広がる。2クォーター終了時のスコアは、26-47でキングス21点リード。
3クォーター、A東京が大きな点差にも諦めない姿勢を見せる。A東京は2クォーター後半から変則的な1-2-2ゾーンディフェンスを続ける。キングスはボールを動かしてゾーンディフェンスの穴を突こうとするが、少しずつオフェンスのリズムを失っていく。オフェンスでもA東京はフリースローを10本全て決めて、じわりじわりと点差を詰めていく。3クォーター終了時のスコアは、51-65でキングスが14点リード。
4クォーター開始直後、A東京はザック・バランスキー、小酒部 泰暉の連続3ポイントで57-65と一気に8点差に詰める。キングスも岸本が右45度から3ポイントを返すが、A東京もセバスチャン・サイズやメインデルの3ポイントで65-68と3点差。9377人の代々木第一体育館が大歓声に包まれる。勢いづくA東京はサイズの3ポイントが決まり68-70と2点差、さらにメインデルがドライビングレイアップも決めて、残り2分47秒でホームのA東京が72-72と同点に追いつく。ホームの大歓声に後押しされたA東京の勢いは止まらず、74-72とA東京がついに逆転。しかしキングスもダーラムのプットバックですぐに74-74の同点にする。
残り42秒、カークがブロックでA東京の攻撃を止める。マイボールにしたキングスは今村の3ポイントが外れるが、カークが値千金のオフェンスリバウンドを拾う。ファウルを受けたローがフリースローを2本決めて、残り8.4秒で74-76とキングスが2点リード。ここでA東京が最後のタイムアウトを取る。A東京のオフェンスはサイズのトラベリングになるが、逆にキングスもカークがオフェンスファウルとなり、残り2.2で再びA東京オフェンス。タイムアウトが残っておらずフロントコートから再開となり、テーブス海のハーフコートショットは外れてキングスが74-76と勝利した。
試合スタッツ:Bリーグ 2023-24 B1リーグ戦 2024/02/04 A東京 VS 琉球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト
試合後の記者会見で、キングスの桶谷ヘッドコーチは勝因に試合スタートのプレー強度をあげて「自分たちが目指しているものができた」と評価した。
メインデルへの守備でもチームに貢献した今村選手も「メインデル選手は得点を取りたい選手なので、そこをどれだけ潰せるか。彼の部分でズレが出来てしまうとやられてしまうので、彼をシャットアウトすることを意識してプレーしました」と語った。
キングスはこの日の勝利で24勝12敗となり西地区首位をキープ。次戦は2月7日(水)に川崎ブレイブサンダースとアウェーで対戦する。