小橋川杯 女子は小禄初優勝 男子は興南が3年ぶり優勝 

第38回小橋川寛杯争奪高校バスケットボール選手権大会
決勝リーグ結果
【女子】
1位 小禄高校 2勝1敗(初優勝)
2位 糸満高校 2勝1敗
3位 西原高校 1勝2敗
4位 那覇商業 1勝2敗

目次

小禄初優勝。度重なる延長戦を経て成長したチームメンタル

第3シードの那覇を延長戦の末に退け目標としていた4強入りを果たした小禄決勝リーグでも粘り強く戦い、第2シードの西原にも再び延長での勝利を手にした。ダブルヘッダーで行われた那覇商業には敗れたものの、1勝1敗で最終戦を迎えた。

前日危なげなく2勝した第1シード糸満に対しても臆することなく、「挑戦者」としての充実したメンタリティーで挑んだ。那覇商業戦で出たディフェンスの課題を修正し、40分間集中を切らさず、勝負所で流れを掴んだ。


ハドルを組んで意思統一を図る

 

進撃の小さな巨人 #6古謝侑佳選手
フィニッシュ力、多彩なアシスト、スティールなど大車輪の活躍

 

 

 

第38回小橋川寛杯争奪高校バスケットボール選手権大会
決勝リーグ結果

【男子】
1位 興南  3勝
2位 豊見城 2勝1敗
3位 美来工科1勝2敗
4位 名護  3敗

3年ぶりに興南が優勝。全国上位進出へ勝負の年

 

 

興南、豊見城の2勝同士の最終戦、最近ではお馴染みの2強対決となった。立ち上がりから興南の3点シュートが決まる。高さとパワーでも圧倒し1Qを28-7と大きくリードする。2Q最初の得点を豊見城が奪い、オフェンスのリズムが生まれると点の取り合いの様相に。50-27で前半を折り返す。後半は豊見城のオールコートの1-2-2ディフェンスに手を焼く場面も見られたが、バックコート陣が積極的にリングにアタックし、点差を保った。

 

平良陽汰世代以来3年ぶりの優勝を果たした興南は今年の沖縄では実力的に抜きに出ていると言える。全国での上位進出を目論む上での試金石となる、3月の九州大会と沖縄カップでの躍進を期待したい。

 


1年生192㎝のフォワード#9奥浜貫太選手
全国の舞台でのさらなる飛躍を

 

 

 

 

 

 

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この記事を書いた人

1983年11月5日生。東京都豊島区出身。那覇市在住。母が那覇市出身で2015年に沖縄移住。沖縄バスケットボール情報誌OUTNUMBERゼネラルマネージャー。
中学2年生のウインターカップ(1997年)で、当時圧倒的な強さを誇っていた能代工業を追い詰める北谷高校の勇敢な戦いぶりに衝撃を受け、以来沖縄のバスケットボールを追いかけるようになる。野球やサッカーに並ぶように、バスケットボールのジャーナリズムを発展させていくことを目指し、2018年10月にOUTNUMBERを創刊した。
2020年にはOUTNUMBER WEB、OUTNUMBER YOUTUBEを運用開始した。

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