1月13日、沖縄市体育館で天皇杯の3次ラウンドが開催された。琉球ゴールデンキングスの対戦相手は過去に9回の優勝経験のあるシーホース三河。Bリーグの公式戦と異なり、トーナメント戦となる天皇杯。勝てば初のベスト4入りだったが、三河の厚い壁に阻まれ勝利を逃した。
琉球ゴールデンキングス | シーホース三河 | |
60 | Total | 85 |
12 | 1Q | 25 |
9 | 2Q | 15 |
25 | 3Q | 25 |
16 | 4Q | 20 |
最後まで流れを引き寄せられず、敗北を喫する
キングスはインサイドを厳しく守られ、良い形でシュートを打てない。一方で三河の外国籍選手にインサイドでシュートを高確率で決められる。#45ジャック・クーリーのファウルトラブルなどもあって、開始2分半で8-0と差をつけられ、苦しい立ち上がりとなった。交代で入った#88牧隼利が攻守でアグレッシブに活躍し、さらに#13ドウェイン・エバンスの得点で追いかけるが、三河の得点を止めることができず12-25でクォーターエンド。
第2クォーターが開始すると、#3並里成が連続で得点。だが、三河の#8高橋耕陽と#21 シェーン・ウィティングトンにつづけざまに3Pシュートを決められ、差は縮まらない。それでも徐々にディフェンスが機能しはじめ、三河が5分以上得点できない時間帯が生まれる。このまま追いつきたいキングスだったが、ディフェンスを崩すことができず、思うように得点できない。三河のタイムアウト後、じわりじわりと点差をつけられ 21-40 で前半を折り返す。
第3クォーター、クーリーへのパスが通りはじめ、得点のチャンスが生まれる。ディフェンスも上手く機能し、一時9点差まで縮める。しかし、猛追するキングスを振り切るように、三河の#14金丸晃輔や#5カイル・コリンワーズが得点を重ね、再び19点差に。
最終クォーターに入ると、再び三河のディフェンスの強度が上がる。オフェンスでは#54ダバンテ・ガードナーやシェーンが点を奪い、勝利を手繰り寄せる。一方のキングスはなかなか得点のチャンスを活かすことができない。最後まで三河のペースを崩すことができず、60-85で敗北した。
藤田 弘輝HC、田代 直希選手のコメント
藤田 弘輝HC
天皇杯は3試合勝てば優勝というトーナメントで、ハードに僕たちらしいバスケットをすれば、勝てると信じていたので今日の結果は残念でした。気持ちを切り替えて悪い部分を修正し、レギュラーシーズンをしっかり戦って、最終的に僕たちが勝てるように取り組んでいきたいです。まずは次節の京都戦をしっかり戦えるようフォーカスしたいと思います。
#24 田代 直希
今回の試合のように立ち上がりでつまづき、その後も自分たちに流れを引き寄せられない展開や、自分たちの強味を活かしきれていないときが僕たちの負けるパターンになっていると感じました。どのオフェンスで崩せているのか、どういうオフェンスで攻めるべきなのか、コミュニケーションを取ってチームで共有できるよう、今後のリーグ戦で改善していきたいです。
(シーホース三河について)
三河さんは各ポジションの経験値もあるし、スキルもあるし、個人で打開できるチームなので、守るのがすごく難しいチームです。苦しい場面でぼくたちが我慢できるかが大事だったんですが、今日はそれができずに、裏を書かれてやられる場面が何度かありました。そういうところをしっかり対応し、悪い流れにならないようにすることが大事だと思います。