(本文、写真:Kana)
琉球ゴールデンキングスの「日本生命B.LEAGUE FINALS 2021-22」が東京体育館で行われた5月28日と29日、沖縄アリーナではビューイングイベントが開催され、キングスの優勝を願う多くのファンが駆けつけた。
初日のGame1を落としたキングス。
「絶対に負けられないGame2」を見守ろうと、29日は前日を上回る3101人の観客がアリーナを訪れた。
司会のありんくりんの二人が会場を盛り上げ、選手からのメッセージ、キングスU18与那嶺翼HCによる注目ポイントの紹介がメガビジョンに映し出された。
キングスファンにはお馴染かもしれないが、天井から吊り下げられた510インチのモニターから流れる迫力満点の映像は、音響ともに素晴らしい。
「パブリックビューイングって臨場感はあるのだろうか…?」と多少の不安があった筆者。
試合が始まると、普段会場からは見れないアングルのカメラワークに感激。
終始シャッターを切ることを忘れてしまうほど、試合に釘付けになっていた。
普段はコートに集まるファンの視線もモニターに向くため、顔の見える仲間と試合の緊張を分かち合っている気分。
アリーナでの本格的なパブリックビューイング開催は初めてだというが、多くの観客が、実際のゲームに負けないほどの感動を覚えたのではないだろうか。
一時は逆転の場面もあったキングスだが、Game1に続きGame2も落とし、残念ながら今回のファイナルは準優勝という悔しい結果に終わった。
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しかし、今季チャンピオンに輝いた宇都宮ブレックスも、2020−21シーズン優勝の千葉ジェッツも、かつてはこの場でキングスのように悔し涙を流して成長したチーム。
キングスもこの経験を糧に、さらに強くなった姿で来シーズンファンを楽しませてくれるだろう。
そして、2日間のパブリックビューイングを無事開終えた沖縄アリーナ。
1万人を収容できる規模、大型ビジョンによる迫力ある映像提供、キャッシュレスなどのスムーズな最新設備など、施設の魅力を再認識した県民やバスケファンも多いだろう。
10月から始まる次のBリーグシーズン、そして来年8月のFIBAW杯に向けて、ますます期待が高まる。