ウインターカップ2021 西原初戦で53対81で足羽(福井)に破れる

写真提供:日本バスケットボール協会

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ウインターカップ2021 1回戦 県立西原(沖縄)対 県立足羽(福井)

県立西原(沖縄) 県立足羽(福井)
53 TOTAL 81
14 1Q 16
8 2Q 23
15 3Q 23
16 4Q 19
沖縄県女王の前に立ちはだかった全国の壁

12月23日(木)Softbankウインターカップ2021(令和3年度第74回全国高等学校バスケットボール選手権大会)が開幕した。沖縄県女子代表の西原は、第1試合で福井県代表の県立足羽と対戦し、53対81で敗れた。

立ち上がりから足羽はオールコートでプレッシャーをかけ、攻撃の起点となるガード陣を抑え込む。西原はボールが止まり、リズムを作れない。1Qこそ、#13宮里綺羅乃のスリーポイントとレイアップなどの連続得点で一時逆転する場面もあり、1Qは14対16で終了。

2Q以降は、精度が増した足羽のオフェンスが機能しはじめる。インサイドのコンビネーションとスリーポイントをバランスよく組み合わせてきた足羽がたたみかけ、22対39とリードを広げた。

後半もバスケットボールの『質』の差はスコアに表れた。中外バランスを保ち、狙いがはっきりとした足羽に対し、西原は苦しまぎれの1対1を強いられた。ウインターカップに4年連続で出場の西原は、近年の沖縄県では圧倒的な強さを誇ってきた。しかし今季は監督の交代があり、インターハイ予選では、他競技の部活動にコロナ感染が発生、濃厚接触により主力の大半を欠くという不運にも見舞われインターハイ出場を逃した。ウインターカップ沖縄県予選では他を寄せ付けずに、1年ぶりに返り咲いた大舞台で全国の壁が大きく立ちはだかった。『小さいものが大きいものを倒すために何をするか、どう戦うのか』改めて突きつけられた課題に対し、どのようなアプローチを見せてくれるのか。西原の2022年のカムバックに期待したい。

24日15:40~ 男子1回戦に美来工科が登場 東海大付属諏訪と対戦

16年ぶりの出場となる美来工科は、24日15時40分から長野代表の東海大付諏訪と対戦する。率いる宇地原尚彦コーチにとっても、初めて全国の舞台となるが、チームの持ち味であるスピードと思い切りの良いアウトサイドシュートを武器に、まずは全国での1勝を狙う。

 

24日(金)15時40分試合開始予定

美来工科(沖縄)ー東海大諏訪(長野)

バスケットライブで視聴可能

 

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この記事を書いた人

1983年11月5日生。東京都豊島区出身。那覇市在住。母が那覇市出身で2015年に沖縄移住。沖縄バスケットボール情報誌OUTNUMBERゼネラルマネージャー。
中学2年生のウインターカップ(1997年)で、当時圧倒的な強さを誇っていた能代工業を追い詰める北谷高校の勇敢な戦いぶりに衝撃を受け、以来沖縄のバスケットボールを追いかけるようになる。野球やサッカーに並ぶように、バスケットボールのジャーナリズムを発展させていくことを目指し、2018年10月にOUTNUMBERを創刊した。
2020年にはOUTNUMBER WEB、OUTNUMBER YOUTUBEを運用開始した。

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