キングス藤田HC、千葉ジェッツ大野HC セミファイナル第2戦 試合後コメント全文

5月23日(日)、B1チャンピオンシップセミファイナル第2戦 琉球ゴールデンキングスvs千葉ジェッツ

キングス藤田HC、ジェッツ大野HCの試合後コメント全文を掲載致します。

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Bリーグ B1 チャンピオンシップ 2021/05/23 琉球 VS 千葉 │ B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト

目次

琉球ゴールデンキングス 藤田HC 試合後コメント

ジャッククーリーとドウェインが二人ともファウルトラブルで非常にタフな試合ではあったんですけど、本当に40分間ファイトし続けた選手たちが勝ち取った今日の勝利だったと思いますし、リバウンド本当にそこを全員で頑張った、そこに尽きるかなと思ってます。

明日は本当に気持ちの部分だけだと思うんで、そこをインテンシティ、ハードワーク、自分たちがプライド持ってやってきたことに対して。

千葉さんもハードに来ると思うので、そのぶつかり合い。ファイナルをかけて強い気持ちでやっていきたいなと思います。

 

Q、CSは、というかレギュラーシーズンから冷静に試合をご覧になっていたと思うんですけど、今日の勝利はコーチとして胸にくるものがあったか、アリーナの雰囲気も含めてどういう感想をお持ちですか?

 

そうですね、人生でも本当に記憶に残る試合になりました。

本当に最も記憶に残ると言っても過言ではないぐらい、サイドラインで本当に感動しましたし、選手たちを誇りに思います。

 

Q、今日の入り、昨日負けて後がない中で、岸本選手だったり田代選手だったりの活躍で一気に突き放したが、入り方に関して指示があったのか。どんな風に選手はコートに入っていったのか?

 

まあ10点差つけて入るっていう指示は無いので。本当に選手達が後が無いっていう強い気持ちでゲームをやった結果、ああいう感じでスタートできたと思いますし、ほんと小さいところですけど牧隼利がリバウンド泥臭く頑張ったりとか、船生誠也がディフェンス頑張ってそのあと3P思いっきりよくあそこで決めてくれたのは大きかったと思いますし、キムが最後に頑張ってくれたりとか、満原が途中身体張ってくれたりとか、そういう全員の小さなエフォートが今日の勝利だったんじゃないかなと思います。

 

Q、クーリー選手が退場した後の、レギュラーシーズン最後をクーリー選手抜きで戦った経験も活きてきたのかなと思ったが、そのあたりチームの組織としての働きぶりはいかがでしたか?

 

本当にこれだけインサイドが強い千葉さん相手にジャックがあの時間でいなくなる。精神的にかなり堪える出来事だと思うんです。

だけどそのなか本当にぐっとこらえて、ディフェンスとリバウンド頑張った選手達は本当にすごいなと思いますし、キムもよくファイトしてくれたなと思います。

 

Q、ファイナルへの扉、準決勝の第3戦というのも2年前に越えられなかったところ。キングスとして初めてのファイナルがかかった試合、改めてそこに向けての抱負を聞かせて下さい。

 

そうですね、僕はセミファイナルのゲーム3初めてなんで想像できないんですけども、本当に選手たち信じて気持ちを全面に出してキングスらしくプレイ出来ればなと思ってます。

 

Q、昨日の試合後の会見で、やっている事は出来ているのであとはチーム全体でもうひと頑張りするだけだと仰っていましたけど、HCはもうひと頑張りのために、今日チームに対するアプローチで何か意識された事があったのか、それとも本当にここまでやってきた事を信じるだけだと伝えたのか、どういうアプローチで試合に臨まれたのか?

 

特別な戦術は変えてない。昨日も再現性の低いやられ方というか、リバウンドもボールがどこに飛んでくるかなんて分からないし、ビックマンのアタックもかなり前には入ってタフな状態のフィニッシュを、相手がかなり決め切ってきたっていう感じだった。

そういうやられ方に関しては、コーチとしてはもう一歩頑張ろうっていうことを言うしかないというか。

なのでそこをみんなが意識して、ビックマンがもう少しファイトしてくれたりとか、リバウンドもっと全員で意識してやった結果かなと思ってます。

 

Q、改めてなんですけど、まずはこのゲーム3に持ち込めた事で、HCとしても安堵感みたいなものがまずはあるのか、そういう事は無くてあとは勝ってファイナルに行くだけ、勢いに乗って一気に行きたいというか、今はどういう心境ですか?

 

安堵感というよりも明日のこと考えてる感じなんですけど、今日すごくいい状態でチームとして戦えたので、僕たちは割と乗ったらいいチームっていうか、すごくいい状態に入れると思う。

この勢いをしっかり明日に活かしたいなっていうのと同時に、千葉さんも多分優勝にかける思いというか、プレイオフチームだしチャンピオンチームというか、そういうインテンシティで2日間戦ってきてる。

明日は3段階目みたいなゲーム3で、もう一段階上がってくると思うので、僕達もしっかりそこをチャンピオンチームにチャレンジできるようにインテンシティ全開でやっていきたいなと思います。

 

Q、試合後のコートでのインタビューがすごくファンの人にかなり語りかけていて、見ている人は何か感じるだろうなと思ったんですけど、今日勝ったら彼らに感謝を伝えようという感じで考えて言ったのか、それともその時シンプルに感動したからああいう感じになったのか?

 

いやもう本当にあの声援というか、まぁ今は声援は無いですが拍手だったりため息だったり、ああいうものってすごく勇気づけられる、たぶん力になってると思う。

レフリーどうこう言うつもりは無いですけど、頑張って頑張って泥臭くファイトした結果最後にファウル取られちゃうみたいな、そこをファンの人たちがこう選手をなだめてくれるような感覚というか、あのため息で「えぇファウル?」ってそんなため息でも選手たちは一丸となれたと思いますし、あの良い状況であの歓声で僕たちを乗せてくれますし、本当にもうお世辞じゃなく、日本一のバスケットカルチャーを持っている沖縄ファンの皆様だと思ってます。

 

Q、試合序盤もかなり岸本選手がアタックしてドライブして、あれを富樫選手がけっこう嫌がっていたしイライラしてたなという感じはあって、最終的にはあれが効いてきたかと思うんですけど、そういうところは強調して伝えていた?

 

富樫選手は本当に彼のオフェンス能力は素晴らしいものがあるので、どうにかして僕たちも対抗しないといけないので、そこに対して受け身ではなく、僕たちも富樫選手に対してチャレンジしてアタックしようっていうゲームプランはあります。

 

Q、4Q終盤エバンス選手や主将のプレイはすごい感動的だったんですが、エバンス選手は肩をだいぶ痛そうにしていました。クーリー選手の退場で、行けるか?とか、そういうやり取りはあったのでしょうか?

 

もともと行けるっていうGOサインはもらっていて、ぶっちゃキムと変えようと思ってはいたんですけど、ジャックがファウルアウトしたんでジャックと交代したというという感じです。

 

Q、その時は何と言って送り出したんですか?エバンス選手は何か言っていましたか?

 

何も言っていないです。トレーナー陣とは密に確認を取って、彼には先のバスケット人生もあるので、ここで無理させてキャリアが終わってしまうような事態にならないようにしっかり確認して、本当に出れるのかっていうコミュニケーションの方が多かったです。

 

Q、最後のオフィシャルタイムアウトの後に追い上げている展開ではあったが、タイムアウトが残っていたと思うが取らなかった。あれは何か意図があって取らなかったのでしょうか?

 

最後にタイムアウトが残っていないと辛いのでギリギリ限界まで我慢、一個残しておきたいという事。だいたいのコーチはしますね。

 

Q、結局最後まで取るタイミングは必要なかったという事ですか?

 

はい、選手達のプレーを見て。デッドボールとかの間に攻め方を統一して、それがうまくいってそれをもう一回やって、そのままゲームが決まってくれたので良かったです。

 

千葉ジェッツ 大野HC 試合後コメント

1Qジャンプスタートされたり色んな事があるんですけど、ポゼッションで負けてしまった事。敗因はそれに尽きると思います。セカンドチャンスから3P、打たれちゃいけない時にキャッチ&3Pを打たせてしまったり、そういう事をしていると勝てるものも勝てない試合になってしまう典型的な試合だったと思います。

 

Q、前半のペイントは速報値だと4点だけで、それは自分達がやるべきことを上手くやれなかったのか、上手く対応されたのか?

 

プランとしてやっていたものをアジャストメントされてしまったものも勿論あると思います。ただそのエクスキューションしなければいけないところを出来ていなかったり、まあ一番の理由としてはアグレッシブなディフェンスを最初にやらなかった。そこに尽きるかなと思います。

 

Q、昨日は、ビックマンにもポップで逃げずにちゃんとアタックしていけと仰っていたが、今日は逆に前半はポップで打てそうな場面でもどうしようかと悩んでからアタックして相手に止められやすくなったと見えたが?

 

そこの選択はプレイヤーの判断に任せている中で、ディープロールを多めには使いなさいという事は言っていたんですけど、彼らがポップを選択した時に勿論シュートを打つべきシュートもあったと思いますけど、我慢強くしっかりボールを回すというところも頭に入っていて、そういう風になったんじゃないかなと思います。

 

Q、試合後には選手達にロッカールームでどういう声をかけた?

 

今日の課題のことは何も触れずに、明日勝ってファイナル行くか、負けてシーズン終えるかどっちかだよ。今日の事をいくら悔いても戻ってこないから、明日勝つために何をしなければいけないかを考えよう、と言いました。

 

Q、今日の前半、珍しく富樫選手がイライラして感情のコントロールが難しいような、相手のディフェンスもあったかと思うが監督としてはどのように見ていました?後半はだいぶ持ち直しているように見えましたが。

 

それが見えたので早めに替えて一度ベンチで落ち着かせました。ロボットじゃないのでエモーショナルな部分を僕は悪いとは思わない。

そこをしっかりコントロールしないといけないと思ってますし、それが自分の中でコントロール出来なかった時に一回ベンチに下がって外から戦況を見つめるというのも大事な事だと思ったのでその判断をしました。

 

Q、今日の試合の終わり方、相手に速攻を許した終わり方になってしまったがどんな反省点が残るでしょうか?

 

先ほども言いましたが終わり方云々ではなくてセカンドチャンスで3P打たれてしまったり、打たせちゃいけないところでキャッチ&シュートを打たせてしまった事が問題だと伝えています。

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この記事を書いた人

地元で開催されるFIBAバスケットボールワールドカップ2023に貢献するべく奮闘中!
趣味はスポーツビジネス関連の研究。note、Twitterもフォローしてくれると喜びます。

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