4月3日(土)、サンロッカーズ渋谷 vs 琉球ゴールデンキングスGAME1が青山学院記念館で行われ、96-85でホームのSR渋谷が勝利した。

キングスの連勝は8でストップ
すっかり春の暖かな陽気の東京・渋谷ではさらに熱い戦いが繰り広げられた。 西地区首位を8連勝で独走中のキングスとチャンピオンシップ出場に向け調子を上げるSR渋谷。どちらにとっても負けられない注目の一戦である。

試合は開始早々、SR渋谷#27石井の3ポイントが決まりホームの渋谷ブースターは歓喜した。しかし、その後の展開は両チームアグレッシブなデフェンスで持ち味を発揮し、オフェンスにおいても小気味良く得点を重ねた。 2QにはSR渋谷#32山内の2連続3Pが決まりSR渋谷ペースになるかと思われたがキングスも易々とは流れを渡さない。3Q終わってSR渋谷70-66琉球と拮抗する。最終クォーター抜け出したのはSR渋谷だった。ディフェンスの勢いがさらに増し、ハーフラインからのアグレッシブなトラップディフェンスでキングスのターンオーバーを誘発し、最終スコアは96-85でSR渋谷が勝利し、琉球の連勝を8で止めた。
試合スタッツ:Bリーグ 2020-21 B1リーグ戦 2021/04/03 SR渋谷 VS 琉球 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト


試合後の記者会見コメント
SR渋谷 伊佐勉HC チャレンジャーとして西地区1位に力を試すだけ

—試合を振り返って
チャンピオンシップ(CS)に進む為には一つも落とせない状況の中、CSに進めた場合に琉球と対戦する可能性もあるという話もずっとしていました。今現在どれだけ力があるのか力試しというか、チャレンジしていくという話をしてこの対戦に臨みました。
クーリー選手のところは今日に限ってはゲームプラン通りできたと思います。明日は無茶苦茶やられると思いますけど。
逆にエバンス選手のところは全く抑えられていないんで、もう一回ゲームを見直して、チームでもう少しタフショットを打たせられるようにしないといけないと思います。
我慢の時間が続きましたけど後半ディフェンスの強度が上がった時にターンオーバーを誘発できて、そこから走れたことでいい流れに繋がったと思います。明日もう一回チームで良い準備をしてチャレンジしたいと思います。
—琉球戦ということでご自身にとっても思い入れのあるチームとの戦いでしたが?
そうですね、思い入れはありますけど西地区のチームの1つですかね。ただちょっと強すぎるんで、頑張らないと簡単には勝てないかと思っていたんですけれども、今日は勝てて良かったと思っています。
—前半ターンオーバーが多かった印象があるのですが、その辺りはどういったことが原因だったと思いますか?
エリア外でプレーして、激しいディフェンスを受けてどんどん上に追いやられ、パスの出しどころがなくスティールにつながるようなミスをしていました。そこからの失点で前半に18点やられ相当悪かったのですが、逆にその状況で3点差ビハインドで済んだのは助かったなぁというのがハーフタイムでの印象です。
—後半でターンオーバーを抑えることができましたけど、選手たちにはどんな話をされたのでしょうか?
フィジカルゲームに負けているのでハーフタイムにロッカーで言ったのは、『ホワイトボードをもう一回見直せ』ということだけ。全然できてなかったので。
—1クォーターで12-20とビハインドしてタイムアウトを取った後、盛實選手がスティールやディフェンスで良い仕事をしました
盛實に関してはここ数試合でスコアラーとしてのメンタルが戻ってきていますので、そこを期待していました。加えてディフェンスの意識も相当高まっていたので、良い仕事をしてくれたと思います。
—トータルでフリースローが43本とかなり多くのファールをもらいましたが、普段から意識しているインサイドアタックをどんどん仕掛けるという指示だったのでしょうか?
ペイントアタックはチームとしてシーズン当初から言っています。キングスのフィジカルディフェンスは相当すごいですから、そこで負けずにもう1歩踏み込めたのがファールをとってもらえたのだと思います。
キングス 藤田弘輝HC ミスで負けたのではない

—試合を振り返って
予想していたとおりタフな試合になりました。 突っ込めばファールがもらえるというスタンスで突っ込みまくってきて、フリースロー43本打たれたのは久しぶりなんです。コントロールできるところとできないところがあるので、自分たちでコントロールできるディフェンスの部分をしっかり修正して、オフェンスも少し整理したいです。選手たちはタフな試合でしたけどよく我慢して頑張ったと思います。
—終盤相手のトラップに対して、ターンオーバーが発生したことについては?
正直に言うとしばらくインテンシティーの高いチームと試合をしていなかったので、メンバーを2人欠いて少ないなか、ちょっと力尽きた感はあるんですけど。 ターンオーバーやミスは悔やんでも仕方ないので、組織的に減らせる努力はしますけど、ミスで負けたということではないです。
—前半だけで、ポイントオブターンオーバー(ターンオーバーからの得点)をいつもの1試合分も奪ったことについて
ディフェンスのインテンシティーは求めていることです。今日はたくさんファールが吹かれて、ほとんどのクォーターで残り5、6分でチームファールが4つという状況でしたが、選手たちはよくプレッシャーかけたと思います。
キングス #24田代直希 リセットする良い薬に

—試合を振り返って
ディフェンスでは僕たちが望んだことができなかったです。それが96点というところに現れているとおり、ディフェンスの反省点は多かったと思います。オフェンスは85点とれているので、内容はいろいろありますが、評価としては悪くはないです。ディフェンスのところの96点をどれだけ明日は減らしていけるかというところが僕たちのポイントかと思います。
—連勝が8で止まったことは?
連勝についてはあまり意識していなかったです。追いかける展開とか、1点2点を争う展開は最近なかなか無かったことなので、僕たちにとっては良い負け、良い薬になったと僕は思っています。この負けから学べることはたくさんあると思います。
—今季は何度か連勝を重ね、それが止まることが何度かありました。どのようなことが大切になりますか?
連勝が止まるタイミングは、ディフェンスの強度が落ちたり、ボールに対するコンタクトが落ちたり、ルーズボールやリバウンドのところすべてが落ちてしまうことが負ける原因なので、 そういうところを改善できれば、また勝っていけるとは思います。勝ちという結果がついてきてしまっている分、このくらいでいいんだと強度が徐々に下がってしまうのは、残りの試合で改善しないといけないところかなと思います。
—ファールアウトしたことについて、心の乱れなどはありましたか?
心の乱れはなかったです。ディフェンスが良くなかったというところで、頑張りもしないで手を出してしまってファール吹かれてというのがチーム全体で多かったと思うので、サボっていることを誤魔化していたことがフリースロー43本与えるという結果につながっていると思います。
(写真提供:琉球ゴールデンキングス、取材・文:浅野彰仁)

