第2節 GAME2 ハードワークを続けたキングスが新潟に連勝

10月11日、前日の試合で今季初白星を掴んだ琉球ゴールデンキングスは、勢いそのままで連勝を狙う。対する新潟アルビレックスBBは、昨日やられてしまったというリバウンドなどを修正し、巻き返しを狙う。

目次

自分たちのバスケを遂行したキングスがホーム2連勝

琉球ゴールデンキングス 新潟アルビレックスBB
86 Total 79
20 1Q 21
21 2Q 15
24 3Q 22
21 4Q 21

1Q20-21

キングスボールでスタート。2日連続で#45ジャック・クーリーがファーストショットを決める。その後も#42 ジェイソン・ウォッシュバーンと共にインサイドで得点し、さらに#14 岸本 隆一、#24 田代 直希や#32 満原 優樹も3Pを決めて点を伸ばしていく。新潟は、#25 ロスコ・アレンにボールを集め、高確率で決める。互いにシュートの入れ合いのシーソーゲームとなり、20-211Qを終える。

インサイドで体を張ったプレーをする#42 ウォッシュバーン

 2Q41-36 (21-15)

中から外へパスがよくまわり、バランスよく得点を決めていくキングス。対する新潟は、#7 五十嵐 圭を起点として、得点を重ねていく。それでも#3 並里 成のスティールなどで相手のオフェンスをつぶし、オフィシャルタイムアウト前に逆転。タイムアウト後も攻撃の手を緩めないキングス、クォーター終了間際には#14 岸本 隆一の連続得点もあって5点リードしたまま前半終了。

ディフェンスでチームに勢いをもたらす#3 並里

 

 3Q 65-58 (24-22)

3Qに入ってもキングスはハードなディフェンスを仕掛けていく。しかし、新潟の#25 アレン#5 リチャード・ヘンドリックスが得点を取り続け、さらにフリースローも与えてしまい、なかなか差をつけられない。それでも集中力を切らさずに#14 岸本や#42 ウォッシュバーンが得点を積み重ね、#45 クーリーのダンクや#34 小野寺 祥太のハッスルプレーなどで徐々に流れを掴み、点差を広げてそのまま最終クォーターへ。

ダンクを狙う#45 クーリー

 4Q 86-79  (21-21)

開始直後、新潟の連続得点を許し、2点差まで追い上げられる。藤田弘輝 HCはタイムアウト、メンバーチェンジを経て、#88 牧 隼利を#25ロスコにマッチアップさせるという大胆な手を打つ。采配は見事に決まり、#25ロスコの封じ込めに成功する。さらに#88 牧の要所でのシュート成功や、#24 田代のアグレッシブなプレーで新潟を突き離し、勝利を引き寄せる。終盤までハードワークを徹底したキングスがホーム開幕節を見事に2連勝した。

#88 牧のハードなディフェンスが今試合の勝利のカギとなった

#24 田代の終盤の連続得点が勝利を引き寄せた

藤田弘輝 HC、#14 岸本 隆一のコメント

藤田弘輝HC

2日間通していいメンタリティを保って、ハードにプレーして、沖縄のみなさんの前で2連勝することができてよかったです。

4Qでのタイムアウトについて

#25ロスコ選手がすごく調子よかったのでディフェンスでのアジャストをしました。日本人をマークさせ、流れを変えられたと思います。

#88 牧 について

#88 牧 隼利は今シーズンなかなかシュートが入らなくて苦しんでいて、それでも一生懸命に練習していたので、今日は重要なシチュエーションでシュートを決めきったのは、僕もとても嬉しいです。

チームのメンタリティについて

バスケをやっていると、良い時も悪い時もあります。ファイトする気持ちは常に持ち続けるけど、いちいち浮き沈みしないっていうのはプレシーズンからの課題で、そこは選手たちが主体的に意識してうまくいったのはよかったです。

次節以降について

チームはまだ完全じゃないし、秋田もハードにプレイする良いチームなので、タフな期間にはなりそうだと思います。良い時も悪い時もハードにプレイして、自分たちのバスケに集中できればと思います。

#14 岸本について

シーズン始まってチームが硬い状態が続いていて、さらに今回はホーム開幕戦で力が入りやすい状況だなと感じていて、そんな時に頼れる選手に託そうと思っていました。岸本選手もそういう選手の一人で、とても頼りにしています。

#14 岸本 隆一

 ホーム開幕戦2連勝できて本当に良かったと感じています。選手自身、試合ができるのか不安になっている中で、無事予定通り開催できたことはとても嬉しく思っています。

ブースターの応援について

声が出せない中、プラカードや色々な方法で思いを届けようとしてくれていたことに、とても良いチームと環境だなと感じています。ファンあっての琉球ゴールデンキングスだなと思いました。
個人的にはチームが上手くいっていないときは変な間があるように感じるんです。そういう間をつぶしたいと思うんだけど、本来ブースターのおかげでそういう間をつぶせていたと思う。いま声援が無い中、自分たちでできることをやっていこうと思っています。

オフェンスで良い部分はあったけど、控えから出てくる選手が体を張ってディフェンスをがんばったというところが今日一番良かったと感じています。これを続けていくのはなかなか難しいですが、シビアに取り組んでいきたいです。

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この記事を書いた人

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